箕面の家Ⅱ
新築・注文住宅
営業/植田 直樹 設計/井上 春彦 現場/安本 誠
- 建築地
- 箕面市
- 延床面積
- 132.49㎡(40.08坪)
- 工法
- 木造・在来工法
私が最初にこの土地と向き合ったとき。
さあ、ここをどう活かすか?何から始めるのか?
まだ古い家が建っている。
敷地の前に立ちながら、
ゆっくりと目を瞑り。
豊かさを想像してみる。
するとどうしようもない事が、
逆にやりたくなってくる。
擁壁の義務付けられた土地に
私はワクワクしていました。
規制があるからできない。ではなく
規制があればその「規制」を活かし、新しいカタチに変化させる。
家づくりの楽しさを改めて感じました。
[ 壁が導くアプローチ]
高低差をカバーする擁壁は素材を剝きだしたRC壁に。
敢えてアプローチに導くように利用することで、擁壁の概念が打ち砕かれる。
緑と木陰が映り込み、日常に溶け込む空間にしあげ、2階のバルコニーを支える役割もしています。
[ポーチのバーゴラ]
アプローチを進むと、バルコニーのウッドデッキの隙間から柔らかな光が出迎えてくれます。
坪庭を眺めながら導かれ、風の流れを感じる空間に。
[坪庭と繋がる玄関]
エントランスの土間の上には一枚の板が浮かび、その先の階段の光と調和する。
広さは抜けと光で決まります。
[浮遊するリビング]
テレビの両サイドが抜けて
1階からの木の梢を眺める。
やはり、広さは抜けと光で決まります。
[繋がりがつくる豊かさ]
リビングにから坪庭を眺め、デッキ庭、それから山が順々と目に入り視線をつなげる。
繋がり方の構成は無限 、妄想力が試されます…
[現しの木製梁]
2階のリビングは天井が自由
屋根型に合わせた空間作り。
[トップライト]
流れる木製梁の間から 、光りが差し込んでくる
光りの移ろいこそ自然 、五感を刺激するものに 、毎日囲まれていたいものです。
[キッチンはコックピット?]
「すまい」最も常連な食堂? といえますね。しつらえが味覚を広げます。
キッチンハウスはタイルに合う。
[ハイサイドサッシで家事のモチベーションアップ]
ハイサイドサッシ はから見えにくく 、内から見えやすい
朝の目覚めは、山の稜線から始まる
家事のモチベーションは、パノラマの景色から、窓は暮らしを豊かにします。
設計/井上 春彦