こんにちは。先日、奈良県の長谷寺に行ってきました。
一年を通じてさまざまな花が咲き誇ることから、「花の御寺」と呼ばれているそうです。
訪れる頃にちょうど牡丹の花が見ごろの予定だったのですが、少しタイミングが遅かったようで、満開の時期は逃してしまいました。
今年は桜の見ごろも例年よりも早かったと思うのですが、気温が急に上がって暖かくなったりと、変化が激しい昨今の気候がやっぱり植物にも影響してきているのでしょうか・・・見ごろって難しいですね。。
本当だったら、凛々と咲く牡丹を石段の両側に見ながら…
と思いつつ、鉢植えされた牡丹の花に沿って登廊を歩くのも、工夫を楽しむ楽しさがありました。
広い境内には、本堂や五重塔など見所が沢山ありますが、私が印象的だったのは真っすぐに伸びた登廊。
登廊は、仁王門と本堂を繋ぐ屋根付きの石段。
全部で399段もあるそうですが、門をくぐって見上げた時の迫力は圧巻でした。
この迫力を例えるならば、京都の伏見稲荷大社の真っ赤な鳥居が連なっている、千本鳥居のような雰囲気といったところでしょうか。
経年変化した木材の質感や重厚感が伝わって、趣のある光景でした。
『源氏物語』や『枕草子』などの古典の中でも記される歴史ある長谷寺。奈良に訪れた際には、皆さんも是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
担当:事務