本日、4月23日は、子どもたちが積極的に読書活動を行う意欲を高めるために「子ども読書の日」と定められているそうです。また、大人が読書を子どもに勧めるだけでなく、本を手渡したり、読み語ることを習慣にして欲しいという取り組みでもあるとか。
昨日のミーティングでスタッフの一人からこの話を聞いて、そんな日があることを初めて知りました。自分の知らないことって沢山あるな~と日々気付かされます。
私にとっての身近な子どもは、親戚や友人の子どもたちです。以前親戚の子どもへのプレゼントとして本を贈ったことがありましたが、いざ本を選ぶとなると「どの本にしようか」と、自分が想定していたよりも書店で随分と悩んだ記憶があります。
書店で子ども向けのコーナーへ行くこと自体が久しぶりで、懐かしい本との再会に思わず花が咲いたのもありますが、自分が子どもの頃に読んで印象的だった本は、大人になっても鮮明に読んで想像した場面を覚えていたり、意外と考え方のもとになっていたりもするな~という思いや思い出も重なって、つい「あの本も、この本も」と勧めたい気持ちになってしまいます。
昨年、公開された映画「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」を見たときにも、同じような気持ちになりました。
子どもの頃に何度も読んだ若草物語の記憶がじんわりとよみがえってくる何ともいえない懐かしさと、大人になって当時は感じることのなかった物語への別の視点が出来たことへの新鮮さを同時に感じた時間でもありました。特に、次女ジョーの道を切り開いていこうと進む強さと葛藤は、今読んでも心を掴まれ励まされるものがあります。
映画を見終わったあと「もう一度、若草物語を読みたい!」と思い、改めて書籍を買って読み直しながら「この本も、あの子がもう少し大きくなったら勧めてあげたい1冊だな~」とも思ったり。
おうち時間が増えている今は、ゆっくりと本を読む良い機会でもあります。「子ども読書の日」は4月23日ですが、本日から5月12日までは「こどもの読書週間」と定められているようです。
家で本を読んだり読み聞かせたり、読んだ本について家族で感想を話したり。今年は、そんなゴールデンウィークの過ごし方もありかもしれません。
ちなみに、私が最近読んだ本で面白かったのはこの2冊。
どちらも、イギリス在住のライター・コラムニストのブレイディみかこさん著書の時事も交えたエッセイ。EU離脱や広がる格差社会、公共制度や医療問題まで、英国社会のリアルを生々しくもカラッとした文体で書かれていて、個人的におすすめです。
担当:事務