こんにちは。兵庫・神戸注文住宅IDAHOMESのHaseです。
2020年の立夏は5月5日だったようなので、暦の上ではもう夏なんです。早いですよね。
昨今、家に居る時間が増えていて感じている季節の流れの早さ。それは外出を控えるようになって、木々や植物を目にする機会が減ってしまっていることも、ひとつの理由なのでは・・・と思っています。
特に、今春は気付かないうちに桜が咲き、そして気付いたら葉桜になっていたくらいの感覚でした。それは少し大袈裟ですかね?(笑)でも私自身の感覚としては、それくらいあっという間に春が過ぎ去っていったような気分です。
木々の変化を見届ける余裕を失ってしまっていただけなのかもしれませんが、今までは、特に意識せずに道沿いや公園にある自然を通して四季を感じ、日々を過ごしていたのだな~と、あたりまえのありがたさを色んな場面で感じています。
そう思うと、家に居ながらの木々や植物の移り変わりを通して四季の変化を感じられることは、とても有意義なことのように改めて感じました。
IDAHOMESが手がけてきた住宅には、住まう空間で自然や緑を通して四季の変化を感じられる仕掛けを取り入れたプランが多くあります。
たとえば、アウトドアリビングを楽しむ家では、一般的な庭の空間とはまた違ったかたちで緑を取り込んでいます。
アウトドアリビングとは、主にリビングと隣接した庭やバルコニーなどのスペースのことを指しますが、リビングと一体化となることで、家の外にいながらリビングで過ごすように生活空間として利用できるというのが特長です。
家のなかでも外でもない、中間のスペース。いうなれば、広々とした縁側のような位置づけになるのでしょうか。
そんなアウトドアリビングに植物を設けることで、家のなかと外という隔たりなく、植物や木々の緑をより日常の身近な距離感で感じることが出来るように思います。そして、キャンプの要素を取り込んだような非日常的な楽しさも持ち合わせています。
家に居ながら出来ることの幅を広げてくれる、そんなポテンシャルを秘めたアウトドアリビング。自然や緑を感じられる住まいでの過ごし方には、まだまだ可能性を感じます。
追伸
アウトドアリビングについて考えてみると、学生の頃、オーストラリアにホームステイしたときのことを思い出しました。ホストファミリーの住まいにあった、家の周りをぐるりと囲み回遊できる広々としたテラス。そのテラスには、座ると体ごと包まれるようなソファーが置かれていて。学校から帰宅してすぐ、そのソファーに座って庭の木々を眺めながらホストマザーが淹れてくれた甘いホットミルクティーを飲み、その日あった出来事を話すのがステイ中のお決まりパターンでした。「家のなかで過ごすように家の外にいる」というのは不思議な感覚ではありますが、その曖昧さがどこか心地良さで。インドアとアウトドアのちょうど良いバランスの取れたあのテラスの空間こそ、アウトドアリビングだったのかな~と今になって思い返しています。