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家づくり

Vol.224 階段は上り下りするためだけのモノ?②

2020.1.15

こんにちは。神戸注文住宅・IDA HOMESのHaseです。

 

今回も前回の暮らしプラスに引き続き、住まいをカタチ造っているモノのひとつ「階段」についてお話ししたいなと思います。〈前回のブログはこちら〉

 

アウトドアリビングを楽しむ家

 

前回のブログでもお話しした、階段の上り下りする以上のポテンシャルを引き出すスケルトン階段。そのスケルトン階段の効果としては、主に3つ。

 

①抜け感を出す
②光を取り込む
③空気の通り抜け

 

蹴込み板のないスケルトン階段にすることで、階段が壁のように閉じた印象にならず、圧迫感を和らげることが出来ます。また、目線の抜けをつくることで、空間を広く見せる効果もあります。

 

大きな壁が豊かにする家

 

そして、目線が階段の向こう側まで抜けることを利用して、階段の側面に大きく開口を設けることで、家の外の景色まで視線が広がります。

 

そうすることで、圧迫感が軽減されると共に、空間を実際よりも広々と開放的に感じさせてくれます。また、外からの光も、たくさん室内に取り込むことが出来、照明をつけなくても明るさのある空間になります。

 

季節が住む家

また、蹴込み板がなく、壁となる部分が少なくなることで空気の通り道が出来、空気を循環させてくれる効果も期待できます。

 

 

もちろん、スケルトン階段特有のダイナミックな造形の美しさを、ビジュアル面でも楽しめます。

 

山の季節がある家〈HIGH QUALITY × BUILD 2020認定物件〉

 

スケルトン階段では箱型のように、階段下のスペースに作り付けの収納棚や納戸を設けるなどの、見せない収納・空間として機能的な使い方をすることは難しくなります。

しかし、空間に広がりを持たせ、光や風の通り道をつくるとともに、階段をデザインとして住まいに溶け込ませる魅力を持っています。

 

今回は主に、スケルトン階段のポテンシャルについてお話ししましたが、考えを巡らせると、階段の役割にはまだまだ新しい可能性が詰まっているような気がしています。

 

担当:事務

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