普段、お住まいのお手入れでお困りのことはありませんか?
上記のような声を、IDA HOMESの OB様宅の定期点検時に、よくお伺いします。
Q:そもそも、なぜクロスにすき間が出来てしまうのでしょうか?
A:簡単に説明すると、クロスのすき間の多くは、壁の下地であるボードを支える木材が収縮し、下地が動いてしまうことで起こっています。
このすき間自体が、住宅へ直接影響するものではありませんが、日々の暮らしのなかで視界に入る場所だと、どうも気になってしまうもの・・・。
今回は、そんなときに使える「クロスのすき間の簡単なお手入れ方法」を、工務部・メンテナンス担当横田よりレクチャーを受け、事務の長谷が自宅でチャレンジしてみました!
①用意するのは「ジョイントコーク」
ジョイントコーク(コーキング剤)とは、英語では「すき間を埋める・詰める」という意味があり、主にすき間を埋めるためのボンドのようなもの。現場などでは、コークボンドとも呼ばれています。
ジョイントコークの価格は300円程で、ホームセンターなどで購入出来ます。ホワイト・アイボリーなど色の種類がありますので、クロスに合わせて近い色を選ぶことができます。
また、ジョイントコークの他には、コーキングを拭き取る用のスポンジ(タオルなどでも◎)を準備します。
②ジョイントコークの先端を切る
クロスのすき間に合う、細いコーキングを打てるように、ジョイントコークを先端に近い位置で切って準備しておきます。
③マスキングテープで養生
クロスのすき間部分を、両側から挟むようにマスキングテープを貼っていきます。
出来るだけ仕上がりを綺麗にしたかったので、すき間にピタリと添うように心がけました。
④準備が整ったら、いよいよ本番
クロスのすき間にジョイントコークの先端の口を押し当てて、スーッと下へ動かしながらコーキング材を絞り出していきます。
ここでは、ジョイントコークを下へ動かすスピードや、コーキング材をしぼり出す力を一定にすることが、綺麗に塗るポイント。
想像では、もっと簡単にスーッと塗れる予定でしたが、実際やってみると、均等にコーキング材を出す加減が難しく、綺麗に塗るには何回かチャレンジしてコツを掴むことが必要かな~と思いました。
⑤塗り終わったらスポンジでコーキング材をなぞって馴らします
今回使用したクロス用のジョイントコークは水性なので、失敗してはみ出してしまったとしても、濡らしたスポンジやタオルで乾いてしまう前に拭き取ればOK!
⑥コーキング材が乾いたら完成!
コーキングをする前は、クロスの継ぎ目部分が浮き上がるようにすき間が出来て、その部分が黒い線のようになって目立ってしまっていました。
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コーキングを行うことで、クロスとクロスが接着されすき間を埋めることが出来ました。
⑤で、コーキングをした部分をなぞって馴らしたことで、クロスとコーキング材の質感や色が自然と馴染み、手入れした部分が変に主張することもなく綺麗に仕上げることが出来ました。
今回、手入れした部分は天井に近い位置だったこともあり、イスの上に乗って足場が不安定な状況での作業でしたが、いつも目に入って気になっていた場所が綺麗になると、それだけでスッキリとした清々しい気分になれました。
今後、住まいのことで自分でパッと直せることがあれば、どんどんチャレンジしていきたいと思っています!
また、みなさんにご紹介できるお手入れ方法を実践しましたら、こちらでご紹介します!
担当:事務