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Vol.182 星空を眺めて

2018.5.25

皆さんは星空にどんな思い出をお持ちですか?

 

子供のころ(30年以上前になりますが)私が今も住んでいる神戸の下町でも夜早い時間に街の明かりが消えて、夜遅い時間でなくても見上げればきれいに星が見えました。

兄に、星座を教えてもらいながら夜道を歩いて首が痛くなった記憶が今も残っています。

 

 

自分の子供が小学生になり、自身の子供時代の記憶をふと思い出して、星空を撮影するような山奥の撮影スポットに行けば、感動的な満天の星が見られるのではないか、そんな光景を子供に見せてあげたいと思いたちました。

 

 

簡単な予備知識を仕入れて15日の新月の晴れの日に、神崎郡神河町にある砥峰高原に行ってきました。ネット情報によるととても良い星空撮影のスポットらしいです。一応安物のファミリー向けカメラとレンズも車に積み込み、距離約100キロ、1時間45分かけて現地に到着しました。

 

 

 

晴れの予報に反して、空は霞がかかったような状態で、星空を撮影するようなコンディションではなかったからなのか、私たち家族以外には全く人がいませんでした。(結局その後も駐車場には1台来ただけでした。)

それでも日が暮れて暗くなってくると、明るい星から徐々に見えはじめ、私が子供のころに街で見たくらいの星数は見ることができたと思います。満天の星とはとても言えませんでしたが、子供との良い思い出になりました。

子供たちは翌日にも学校がありましたので9時ごろに現地を後にしました。

 

 

 

帰ってから深夜に写真の現像をしてみて、はじめて肉眼で見えない星がたくさんあることを実感として知りました。

私たちは日々いろいろな情報に接していて、自身が接することのできる情報の範囲で様々な決定をしています。私も大人になり年を重ねるにつれ、以前よりも知らないこと見えないものに思いを巡らせるようになりました。

また、建築についてもわかりやすく目に見える部分だけが重要とはいえないのは、云うまでもありません。深夜に星の写真を見ながらそんなことを考えました。

 

今回は家族との思い出作りのついでに拙い星空写真を撮りましたが、もっとすごい写真が撮りたくなってきました。カメラとレンズを買い足してひとりで行ってみようかなと思案中です(笑)

 

 

担当:設計

 

 

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