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家づくり

Vol.178 土地を読みとること

2018.4.23

建築設計の仕事で、『土地を読む』という言葉があります。

 

設計のご依頼を頂いたら、まずはその土地に足を運びます。
そこに存在している高低差や、周辺の建物、電柱電線、眺望、人通り、採光、風、緑など、さまざまな情報に気付きます。時には、周辺にお住まいの方に、地域の情報をお聞きする事もあります。

 

『土地を読んで』考える事は、ごくごく自然なことで、設計のヒントにたどり着く思考の一部になっています。
土地ひとつひとつに個性があり、季節や時間によって移ろいを感じる事ができます。

 

視察の際は、出来るだけ多くの時間を使って、周辺地域を歩き、いろいろな角度から土地を見る事にしています。可能性を想い描きながら、すごくワクワクする時間の1つです。

 

自分の五感で実感する事を大切にし、原理原則に基づいた上で、お客様の期待に応える提案を心掛けています。

 

 

この感覚を持っていれば、時にきまぐれで、無茶とも思えるご要望があったとしても、根拠立てて、良いものも悪いものも、説明がつきます。

 

自分自身が迷い、納得がいかないときでも、いつだってここに戻る事が出来ます。

 

 

綺麗に区画化された分譲地も良いですが、”読み甲斐”のある土地に出会いたいと思います。
変形した土地、傾斜地、日当たりの良くない土地、狭小地もその土地の特色。きちんと『土地を読み』さえすれば、その土地だからこそできる生活があります。

 

実は、「使いにくそう・・・」「難しそう・・・」と敬遠されがちな場所ほど、きちんと『土地を読み』プランニングし建てることによって、より愛着の持てる唯一無二の生活を獲得する事が出来ると私は思います。

 

ちなみに変形地や狭小地は、相場よりも安価で販売されているケースが多数あります。変形地という情報のみで敬遠されてしまうのは勿体ないので、土地をお探しの方は改めて検討されてみてはいかがでしょうか?IDA HOMESでは、土地探しからご相談いただけますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

担当:設計

 

 

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