日々過ごす生活の様々な場面には、たくさんの可能性があります。
でも、私達はそれを見て見ぬふりをしていることの方が多いのかもしれません。
私はずっと都市部で生活してきたこともあり、たくさんの人が行きかう忙しなさや、コンクリートの建物に囲まれた街並みに、いつの間にか慣れきってしまっていたのだと思います。それ故なのか、自宅と会社までの同じ道すじを往復することで完結してしまっていた日常を過ごすうちに、日々の生活に対して目新しさや好奇心を失っていたことに、ある日ふと気付きました。
おそらく、日々の生活をこなすことに追われて、カラダを休めてリラックスすること、自然と触れ合うことなどから、知らず知らずのうちに遠ざかっていたのだと思います。自分で自分をがんじがらめにしていたのかもしれません(笑)
そんな私を見かねてか、先日友人が島根県の出雲大社へ連れ出してくれました。
出雲大社は、縁結びでも有名な場所ですが、人との出会いはもちろん、出雲を取り巻く自然との出会い、古くから残る歴史的な建物との出会いなど、出雲大社を訪れることで様々なことを感じることが出来ました。
同じ生活でも、どう過ごすのか。気持ちや意識の持ち方によって全く違ったものに変化していきます。自分にとって何がベストなのかを、自分なりに探していくことで、その答えを見つけることが出来るのではないでしょうか。
その答えはたとえば、綺麗な景色を見ながら、時間を気にせずゆったりと食べる朝食の時間のなかにあったりもするのです。
担当:設計