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Vol.145 夏の訪れと小さな自然の神秘

2017.7.28

暑さも本格的になり、蝉の声が日に日に大きくなってきましたね。
住宅とは関係ないのですが、最近体験したことをご報告させてください。

 

昨年の夏、蝉の羽化を子供に見せたくて、連日幼虫を探しに行ったものの結局見つけることができなかったということがあったのですが、先日帰宅中に偶然にも駅前の歩道を這っている幼虫を発見して持ち帰ることができました。数日前から蝉の声が聞こえ始めて、昨年のことを思い出した矢先の出来事でしたので、僥倖に感謝しながら、子供の喜ぶ顔を想像しながらの家路でした。

 

椅子に掛けたバスタオルに留まらせると、照明の陰になった位置にほどよいポジションを見つけたようで、全く動かなくなりどうやら羽化の準備を始めたようでした。

 

羽化の準備をはじめた蝉の幼虫

 

徐々に背中が割れて上半身が出てきて(クマゼミでした)、しばらくあおむけの状態が続きます。(足などがしっかりするのを待っているように見えました)

背中が割れて、除所に上半身が出てきます

 

その後、最初小さかった羽も短時間で広がり、成体の形となりました。

 

羽も広がり、蝉の成虫の形に近づきました

 

 

ここまで1.5時間くらいだったと思います。図鑑などで見たことのある白っぽい姿でとてもきれいでした。映像としては何度も見たことがありましたが、実際に見るのは初めてでしたので良い経験ができました。

 

翌日になると、色が付いて完全な状態になっていましたので、外に放してやりました。

 

 

子供の教育にと拾ってきた蝉の幼虫でしたが、羽化が始まった時には子供は寝てしまっており(その後どうやっても起こすことができず)、結局大人の私一人(妻は興味なし)が自然の神秘を体感した一夜となりました。

 

今夏、改めて自力で幼虫を見つけたいと思います。

 

担当:設計

 

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