今年も梅雨の季節が近づいて来ました。
そこで簡単に出来る湿気対策をご紹介したいと思います。
①新聞紙で湿気対策
新聞紙って意外に吸湿力が高いんです。
一度クシャクシャにして広げた新聞紙を、
引出しの底や下駄箱に置いておくだけで湿気はもちろん臭いまで吸収してくれます。
他に家具の裏やソファーの下、部屋の角、室内干しの洗濯物の下など、
湿気の溜まりやすいところに置いても効果が有りそうですね。
ただし見た目に綺麗ではないので、隠せる場所で活用するのがいいと思います。
あとは湿気を吸収した新聞紙を定期的に取り替えないと逆にカビの温床になりかねないのでご注意!
②炭で湿気対策
備長炭や竹炭には微細な穴があってそこに湿気や臭いを吸着します。
しかも湿気を吸った炭は天日干しすれば再利用可能ととてもエコ!
でも家全体を炭で除湿しようと思うと約10kgの炭が必要になるので、
玄関やトイレ、収納などワンポイントから始めるといいでしょう。
③重曹で湿気対策
最近料理に掃除に美容になにかと注目の重曹にも吸湿・消臭効果が有ります。
重曹を使った除湿材の作り方はいたって簡単!
口広のビンに重曹をたっぷり入れて湿気の多いところに置く。以上です。
湿気を吸った重曹は硬くなるので、新しい重曹と入れ替えるとまた湿気を吸ってくれます。
重曹にお好みのアロマオイル数滴垂らして混ぜるのもいいと思います。
置き場所は炭と同じくワンポイント的に。
④除湿機で湿気対策
今まで色々書いて来ましたが、部屋全体を除湿しようと思うとやはり除湿機が最適!
部屋の真ん中に除湿機を置いて運転すると満遍なく湿気を取ることができます。
でもタンクの水捨てやフィルター掃除を怠るとカビの温床になるのでご注意!
まだまだ湿気対策はあるのですが、一番大事なのは湿気を溜めないこと。そう「換気」です。
近年の住宅は気密が高くなってきているので、窓を閉め切った状態が長く続くと、
室内に汚染された空気が溜まり、健康被害が発生する恐れがあります。
法律でも24時間連続で換気する設備の設置が義務付けられるようになりましたが、
「2時間で家全体の空気を1回以上入替える」以外の基準がなく、
実際に適切に換気されているのか不透明な状態になっています。
ですので、日頃から各ご家庭でしっかり意識して湿気対策を行う必要があります。
また、湿気の溜まりにくい家づくりにも関心は高まっています。
伊田工務店ではボード気密によるきっちりとした高気密化工事、
そしてダクト式集中換気設備を用いた最適な計画換気を行い健全な室内環境を皆様にご提供しています。
これから、梅雨が本格化します。
この時期だからこそ、我が家の健康状態について少し考えてみてはどうでしょう。
担当:積算