神戸北野にオープンしたスターバックスが他店とは少しだけ違うと聞いて、行ってきました。
どこが違っているお店なのか?
私なりに感じたことをご紹介させて頂きます。
まずお店い入り、並んでオーダーするシステムは変わりません。
しかし、待っていると店員の方から、メニューを渡され話かけられました。
「本店は、他店とはメニューが違いますのでわからないことがあればお尋ねください!」
いきなり接客が違うように思いました。
アルコールがあると聞いていたので、私はそちらのメニューしか目が行きませんでしたが、
コーヒー豆も他とは違い、バリスタが入れてくれるようです。
お店に来ているお客様は、学生さんから社会人まで幅広い方がいらしている印象でした。
お店の雰囲気は、木目やレザーといった素材を使い、くつろげる落ち着いた場所になっています。
設計に携わる人間として気になるのが天井です。
仕上げは建物のコンクリートのままですが、ベース照明がなく、お客様が座るテーブルや壁面のみ、
メリハリをつけて明るくしています。
意識すると、全体的には少し暗い印象も受けますが、少し違う雰囲気づくりには照明が
非常に重要な役割をはたすことを再認識しました。
くつろぎながら、店内を見渡してみると区切られたスペースがありました。
喫煙スペースかな?とちかづいてみると・・・
そこは、ワンちゃんOKスペースでした。
三宮のような都会にワンちゃんをつれてくる人はいるのかな?と一瞬思いましたが、
帰りがけに実際に犬を連れて、散歩している夫婦を見かけました。
帰ってホームページをチェックしてみると、
近隣のお住まいの皆さまにゆっくりとコーヒーをお楽しみ頂く新しいスタイルの提案ショップでした。
少しだけ違うお店をつくるために、リサーチを行い、ニーズにあった付加価値を生み出していると感じました。
住宅づくりにおいてもさまざまな技術が革新していきますが、自分だけの価値観にとらわれず、
お客様それぞれの特性にあった「違い=付加価値」をご提案することの重要性を感じた一日でした。
ホームページ:http://www.starbucks.co.jp/neighborhood/
担当:設計