最近、一段と寒さが増してきました。
年のせいでしょうか、年々季節の移り変わりを早く感じるようになり、
蒸し暑い夏が終わったと思えば、瞬く間に冬の到来です。
そんな四季のある日本ならではの住まいのトラブルに「湿気」や「カビ」があります。
特に押入れなどの閉鎖された空間では、より深刻な問題です。
そこで、押入れに風の流れを作ることはできないかと、2種類の方法を試してみました。
使用するのは数本の角材(縦20mm×横30mm×長さ640mm)のみ。
①枕棚の上と背板面に120mmピッチで棧を取り付ける。
②枕棚の上にスノコ(横750mm×奥行640mm)を置き、背板面には①と同じピッチに棧を入れる。
どちらも同じ機能(棚上の溝と背板の溝)が作用して風が抜けると考えていたのですが、
1つ目の棧だけのタイプは布団の生地が風の出入り口に被さり、風の流れを止めてしまうことがわかりました。
ですので、少し手間はかかりますが②スノコを使用した方がより機能性が高いということですね。
このように、どこででも手に入る材料と少しの工夫だけで、快適な住まいに早代わり。
日曜大工など工作が好きなお父さんやお子さんは是非試してみてください。
記事担当:工務課