私は、注文住宅の現場監督をしています。
前回、息子と一緒にした陶芸体験についてふれましたが、父親が家づくりに関わっているからでしょうか、
彼も図工の時間が好きなようで、休みの日にはテレビゲームもほどほどに
一緒に工作やモノづくりを楽しむことがあります。
これからも暇を見つけては普段使いの器などを作っていきたいのですが、
慣れない息子や妻には少しハードルが高いようで、陶芸が家族の趣味になるには
しばらく時間がかかりそうです。
そんな時、子供でも簡単にできる面白いものを見つけました。
「らくやきマーカー」といって、ご存知の方も多いとは思いますが、100円均一などで売っている器に
絵や文字を書いてオーブンで焼くだけで簡単にオリジナルの器が作れるマジックです。
さっそく手に入れると、思った通り息子の反応も良く彼の大胆な絵心には感心させられました。
子供の成長記録にも使えそうなので興味のある方はぜひお試し下さい。
遊びの延長なので仕上がりは期待できませんが、愛着が持てる器が出来上がれば合格点です。
そんな愛着のある雑貨や家具に囲まれた暮らしに魅力を感じていますが、
先日お引き渡し後の定期点検で訪問したお施主様もそのような暮らし方をされておられました。
雑貨や家具が入りお施主様の色に染まったお家を拝見すると、私達が造った家が住まいの器として
家本来の姿になっていっているように感じ、お引き渡しの時に感じるものとは全く違う嬉しさがありました。
家づくりはお引き渡し後もお施主様による好みの空間を作っていく作業が続きます。
DIYなどが好きな方にはよりご理解いただけるのではないでしょうか?
大がかりなものなどプロの提案や技術が必要な部分は無理をせずに頼って、
自分でもできそうなことはとりあえずチャレンジしてみる。
結果、少し使いにくかったり少し変だったりするところがあっても、愛嬌として許せますし、
愛着のあるモノに囲まれた暮らしは何より「自分らしく」いれるのではないでしょうか。
記事担当:工務課