やっと、夏らしくなってきましたね。
立派な入道雲や蝉の声、夏の夜空を彩る花火大会に子供も大人も大好きなカキ氷。
夏は何かと賑やかで楽しいものです。
しかし、私が幼少期の頃よりも蝉の声がおとなしくなったように感じます。
大人になって暮らし方が変わったからか地球の環境が変わったからか?
毎年同じ夏を過ごしているつもりでも、感じ方は変わってゆくものなのですね。
さて、この季節、地域のお祭りや行事が盛んです。
先日、地元の西宮神社で開催している「えびす万燈籠・風鈴市」というイベントを訪れました。
境内330基の石燈籠と約5000個のろうそくに明かりが灯され、幻想的な雰囲気が印象的でした。
西宮神社では頻繁にイベントが開催されているようで、他にも地元のお店の美味しいものと
美味しい日本酒を嗜む“酒蔵ルネサンスと食フェア”というイベントが開催されており、
昨年初めて参加しました。自分が住む町で身近に楽しいイベントがあったのかと魅力を
再確認できる機会となりました。
西宮神社は「えべっさん」で知られるほど神戸・阪神間の方には馴染みのある有名な神社ですが、
場所の大小に限らず、地域の方が気軽に参加できる地域行事があることの大切さに気付かされます。
昨今、近隣や地域の方とコミュニケーションをとる機会は年々減ってきています。
ひとりで楽しむことも良いですが、子供を連れて気軽に楽しめる行事、一人でも気軽に参加できる
場所があると犯罪対策や地域経済の活性にもつながります。
おひとり様も増える中で、遠くの親戚より近くの他人と言われるように、自分の生活圏に近い人たちとの
コミュニティを活発化し、何かあったらあの人どうしたんだろう?と気に掛けてもらいあえる
地域環境が必要なのではないかと思います。
ネット社会の進展により便利な世の中になっていくことには賛成ではありますが、
人とのつながりに関しては、現実空間での人とのふれあいの機会も大切に思います。
各自治体・行政機関の補助金を上手く活用し、地域アイデンティティが失われないような
地域社会を考えていかなければいけませんね。
記事担当:広報