先日、ようやく梅雨開けし、これから夏本番!と言いたいところですが、
何だかしとしとと雨が降り続く日が続いています。
雨上がりのジメっとした部屋を簡単に快適にしてくれる方法といえば、そう「換気」です。
換気は、単に室内の汚れた空気と新鮮な外気とを入れ替えることを言いますが、木で造られた住宅にとって
換気をする事の大切さや、住む人の健康に時に重大な影響を及ぼす場合もあるのです。
法律でも 住宅の居室には換気回数 0.5 回 /h 以上の換気量を確保できる換気設備を設置することが
定められていますし、家を建てる工務店やハウスメーカーは換気扇メーカーの性能表などを元に
部屋の大きさを考慮して法律に適合した住まいを作るようにしています。
しかし、家の間取りや建っている場所、隣家との密着具合などは家ごとに異なるので、
何処の家も均一に換気が出来ているとは限らないのが事実です。
昔の家はいい意味で隙間だらけの家だったので自然に換気が出来ていましたが、
現在の家は気密性が高く換気扇と窓を利用しないと空気が動きません。
だから換気をする事を意識せずに生活していると、普段あまり使わない部屋や北側の物入れなど
空気の淀んでいる場所では、空気が汚れたままになり結露やダニ・カビなどが発生し、
部屋全体がどんどん汚染されてしまいますので注意してください。
これからの家づくりはスタイルが良いとか構造が頑丈だとかもちろん大切ですが、
換気計画もふまえたより良い暮らしの出来る家づくりを心がけていかないとと思います。
記事担当:工務課